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ワタミとワンピースのコラボCMを考えました。

ルフィ海賊団、ワタミで宴会
ルフィ達「「カンパーイ!!」」
ワイワイガヤガヤ…
店員「こちらご注文の商品になります。あ、○○さんレジお願いします!」
ルフィ「おー!すっげえチームワーク!」
渡邉美樹「ルフィさん達、楽しんでますか?」
ルフィ「おっ社長!料理はうめえし酒もたくさん飲めるし、最高!」
渡邉美樹「それはよかった」
ルフィ「それにしても、すげえ団結力だなあ!」
渡邉美樹「それぞれの従業員への信頼が、お客さんへ最高のサービスをすることへとつながっているんです」
ルフィ「ははっ、俺たち海賊団と同じだなあ!」
みんな「「みんな、仲間だ!」」
『ワンピースはワタミグループを応援しています』 
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即興小説 お題:簡単なドア

おじいちゃんはアルツハイマー型認知症です。

色々大変みたいで、僕もすごく困ってる。
僕の部屋にドアをノックもせず開けるし、フィギュアも勝手に持っていく。
いつもお爺ちゃんが着ているパーカーは僕のだし、おじいちゃんが使っているお箸も僕のだ。
お気に入りだったのになあ。

でも、いいこともあるよ。

お母さんが「新しいの買ってあげるね」って言ってくれたから、日曜日にジャスコに行って新しい服を買ってもらうんだ!めいっぱいオシャレして、小学校の友達に自慢するんだ。

そして日曜日、待ちに待ったお買いもの。
でも、なんでおじいちゃんがついてくるのさ…。

「ホレ、みろ健二!ここのお店の扉は勝手に開くぞ!ワハハ、手を使わなくても開く。これは簡単なドアじゃなあ!」
ジャスコの入口の自動ドアの前で、大きな声でおじいちゃんが言うので、僕はとても恥ずかしい。
買い物している時も、僕の選んだ服にケチをつけるし、もういやだなあ…。
また僕のパーカー着てるし…。

でも、そんなある日僕見ちゃったんだ。
おじいちゃんがいつものボーっとしている顔じゃなくて、お父さんにちょっと似てる大人の顔になって、一人で部屋で泣いてるの。
ほんとは気づいてたんだ。
おじいちゃんがときどき、ちゃんとした優しいおじいちゃんに戻ってるってこと。
とっても、つらい。
そしておじいちゃん、ひとりごとをボソッって言ったんだ。
「こんな思いするなら、死にたい」って。

おじいちゃん。
天国の扉は簡単なドアじゃないね。

あれから2年たって、僕はもうすぐ中学生になる。
おじいちゃんは、まだ生きてる。病気はひどくなってるけど…。
普通の扉も、もう自分では開けなくなっちゃったね。
でも、僕が開けるから大丈夫、「簡単なドア」にしてあげられる。

いつかおじいちゃんが天国の扉を、自分で気持ちよく開けるその時までは、
僕のおじいちゃんへ、「簡単なドア」のお手伝い。

ロボット寿司

サイボーグ生活、初めての食事は駅近くの機械向け寿司店『華奢庵』でいただくことにした。
機械食に詳しい友人から聞いた情報によると、都内では一番美味しい店だという。
そこそこ値は張るらしいが、新しい人生の門出くらい贅沢してもいいだろう。
お金を使いこんで、怒る人ももういないことだし。
また初めての機械食なので、安い店に入るのは不安というのもある。
悪質な工業油などを出されたらたまったもんではない。
私は看板装飾の光がまぶしい街を通り抜け、目的地へ向かった。

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戸を開けると、いくらかのロボットが席につき、食事をしているのが見えた。
「らっしゃい、空いているお席へどうぞ」
手前の空いている席へ腰掛けると、店員から高温の洗浄液が運ばれてくる。
サイボーグ・リハビリテーション施設でも飲む機会があったが、これは人の生活で言うところの「お茶」である。
食後などに飲むことで、汚れが落ちスッキリとした気分になるものだ。
一口すすり息をついた後、お品書きに目を通す。
「…。」
まず、頼めるメニューがない。
『ボルト』だとか『ベアリング』だとか、人だったときにはただの部品として扱っていたものが、さも当然のように食事のメニューに記入されている。
今ロボットが、金属や化学物質を摂取して体内でエネルギーに変える機構があるとしても、やはり抵抗がある。
しばらくメニューとにらめっこしていると、見慣れた品名を見かけた。
「鉄火巻きだ」
ヒトの食事をおしむ人向けに、機械食用に鉄火巻きを再現したものだろうか。
とりあえず、頼んでみることにする。
「大将、鉄火巻きをひとつ、お願いします」
「あいよ、鉄火一つ!」
緊張と不安を紛らわすため、渇いた喉を洗浄液で潤した

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「へいお待ち、鉄火だよ」
「…大将」
「あいよ」
「これは一体なんです?」
「鉄火巻きだよ」
唖然とした。
目の前に出された小皿には、一貫…いや二つの物体が置かれている
それは周りを薄く黒いゴムシートのようなものと円柱形の白いアクリル樹脂に包まれた、赤くなるまで火で熱された鉄であった。
「鉄火でよかったですよね?」
「あ、はい」
「…ごゆっくり」
一応寿司っぽい見た目はしているものの、やはりどう見ても食べ物として見ることができない。
今からこれを食うのかと思うだけで胸焼けがしてくる。
しばらく食いあぐねていると隣の工業用であろうロボットから声をかけられた。
「いいから、そこの調味石油をチョッとつけて、一口で食っちまえ」
「えぇ…」
「なに、不安に思うことはねえさ。鉄が冷めないうちにパクッといっちまいな」
古いタイプのロボットなため表情は無いが、感情ランプがオレンジ色に点滅していることから、こちらを思っての行動だと分かる。
好意を無下にするわけにもいかない。
言われたとおり調味石油をチョッとかけて、恐る恐る口へ運んでみた。
「…!」
擬似味覚器がフル作動する、ヒトのときに感じることのできた『美味い』という信号が、脳に送り込まれていく。
「美味い!」
思わず大きな声を出してしまった。
柔らかめに製造されたアクリル樹脂(シャリ)と、熱することで表面は柔らかくトロッと、中身は程よい硬さになった鉄(ネタ)が口の中で混ざり合う。
黒いゴムシートが寿司を食べやすくし、さらに風味を引き立てている。
機械食、よくできているじゃないか。
よく味わいながら鉄火巻き一貫を食した後、ふと隣を見ると先ほどのロボットが感情ランプを激しく喜びを表す黄色に点滅させてこちらを見つめていた
「美味ぇだろ?」
「はい、驚きましたよ!ここまで技術が進んでいるんですね…」
『してやられた』という感情は無く、素直にあまりの美味さに感動してしまった
「アンタ、サイボーグかい?」
「あ、ええ。先日事故に遭いまして…8割が機械になってしまいましたよ。消化器官も換装しまして…」
「なるほど、それで機械食デビューってわけだ」
「そうですね」
「そうか、大変だなァ…。よし、今日の注文は俺にまかせな!オイ大将!」
しまった、調子に乗らせてしまったか。
まあ予算はあるし、なにより機械食初心者である私が選ぶよりも常連の雰囲気があるこのロボに任せてしまったほがよいと判断して、止めないでおいた。
「んっとな、ナット巻きひとつとチョウツガイの握りを『錆び』と『錆び抜き』一つずつ!」

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「お待ち、こちら先にナット巻きだよ!」
先ほど同様ゴムシートと白い樹脂に包まれた、文字通りのナットが出てきた。
…改めて見てみると、やはり化学物質を食べることへの不安感が募る。
「さぁ、さっきみてえに食ってみな」
「は、はい」
一度、洗浄液で口をリセットして、先ほどと同じようにいざ、食してみる。
ゴリ…ゴリ…と口の中で金属をかみ砕く。
サイボーグ化した際に機械食用に顎の力は強化してもらっているので、このぐらいの硬さなら『食感』の内に入る。
「…これも美味しいですね!」
先ほどの鉄火巻きよりも金属の風味がガツンとくる。

「ここのナットは国内工場で作られたとびっきり美味いナットだからな。
 わからねえかもしれないが、他の安い輸入ナットなんかとは純度が比べ物になんねえよ」
「なるほど、純度。」
国産とか輸入品とか、ヒトの食事と通じるものがあって面白い。
間髪入れずに、次の品『チョウツガイの握り』が二皿、テーブルに置かれる。
どうやら一口大のアクリル樹脂の上に、ドアなどに使われる『蝶番』という部品をのせたもののようだ
これはトロとかカンパチとかの、握り寿司ような見た目である。
「ヒトの食べる寿司と違って、シャリとネタの間を『はんだ』で固定してあるから、寿司が崩れないのがいいところだな」
そうか、これなら小皿の調味石油をつけるときに、ネタとシャリが離れないように気をつかうこともない。
もはや不安よりも食欲が上回ってしまっているため、すぐに口へ放り込む。
「ガリ…ガリ…」
これもまた、美味い。
『蝶番』という部品の構造上ネタが二層になっているのだが、それが先ほどまでの単純な構造の寿司とは違う、えも言われぬ食感を生み出している。
素材も合金であるらしくとても複雑な味わいだ。
「お次はこっちの『錆び』を抜いてないほうも食べてみな。コイツの美味さが分かんないと、擬似味覚器が幼いってこった!」
「『サビ』って『ワサビ』ってわけじゃあ…ないですよね?」
「そりゃあたりめえよ。機械食だからな」
ネタを見ると、先ほどの蝶番と違い表面が赤褐色をしている。
文字通り『錆びている』のだ。
すこし戸惑ったが人の食事で言う『発酵』と考えると、次第に手が伸びた。
「…!くぅーッ!」
ツーン、という刺激が擬似味覚器を刺激する。
それはさながらワサビを食したような感覚で、思わず涙が出そうになる。
しかし、美味い!
「どうやらお気に召したようで。技術者さんたちも、この『錆び』の味覚設定には相当手間がかかったらしい」
「擬似味覚器の開発チームには感謝してもしきれませんね」
「だなぁ。よし、次たのもうや!」

この後も人工胃の貯蔵域がパンパンになるまで、お隣さんのオススメのお寿司をどんどんと平らげていった。

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「ふぅ、よく食ったなァ」
「もう入りませんよ…」
イクラの軍艦巻きのように盛りつけられた『ボールベアリングの軍艦巻き』や、日本刀の刀身を寿司ネタにした、太刀魚ならぬ『太刀の握り』なども食したが、どれも非常に美味だった。
ヒトの食事と同じように創意工夫がしてあり、舌に目に楽しめる食事ができたと感じる。
「大将、熱いの二つくれ」
最後に洗浄液を飲み、ホッと一息つく。
「どうだった?初めての機械食はよ」
「すごく美味しかったです!まさかここまで味覚の研究が進んでいるとは思いませんでしたよ」
「そりゃよかった」
「なんというか…機械になったらヒトと同じように喜んだり、幸せを感じたりできなくなると思ってました。」
美味しい食事を食べたせいでテンションが上がっているのか、つい喋りすぎてしまう。
「でも美味しいものを食べたときに、完全なヒトだったときと同じように『幸せだなぁ』って感じて…それで…」
「…なにも食事だけじゃないさ。俺はアンタと違って完全な機械だけどよ、一日の仕事が終わったあとにアルコールを摂取するときにその『幸せ』ってのを感じる。
 妻と一緒に、業者に依頼して製造してもらった子どもロボットを取りに行って、はじめて抱きしめたときも、ソイツを感じたよ」
顔を見ると、彼の感情ランプは優しいピンク色に光っている。
感情ランプのピンク色が表すのは、たしか『愛しさ』であったか。
「奥さん、いるんですね」
「なんでぇ、その意外そうな顔は」
「そんな顔していましたか?」
表情には出さなかったが、私は『妻』という単語が出たとき、あの日の事故で助手席に乗っていた妻を思い出していた。
涙腺の機能は取り除いたため涙は出ないが、もし私に感情ランプがあったら、亡き妻のことを想うときは悲しみの青に光るのだろうか。
「ヒトもロボットも、何も変わんねえよ。だから、心配すんな、なぁ?大将」
「そうですねぇ。私もしがない調理ロボットですが、お客さんの『美味しい』って言葉を聞くたびにヒトのいう『幸せ』ってのを感じてるかもしれません」
「ありがちな事を言いやがる。ひょっとしてそういうマニュアルがインプットされてるんじゃねえのか?」
「い、いえ決してそんなことは!」
ハハハ、と笑う。
結局、何も変わらないのだ。
美味いものを食うのがきっかけとなるのも微妙な気持だが、私は事故以来やっと自分を取り戻したような気がした。

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「んじゃあ今度会ったらアルコールでも飲もうや!」
「はい、ではまた」

お隣さんと別れて、一人きりの帰路につく。
私は明日から、事故が起こる前に在籍していた職場に復帰し、それなりに頑張るつもりだ。
仕事が上手くいけば喜ぶし、上手くいかなければそれなりに辛い気持ちになるだろう。
とりあえず明日の仕事がどちらに傾くかは分からないが、帰りに機械用ビールを買って帰ろう。
それをいつもと同じようにグラスに注ぎ、飲むのだ。
週末の昼には、美味しいものを食べに行った後、機械病院に行って感情ランプを取り付けてもらおう。
最近ではあまり見ないが、今でも取り付けは出来るはずだ。
そして妻を思い出すときに、その光がピンク色になるまでスイッチは切らないでおこう、そう思った。

ふと目線をあげると、夜のネオン街は様々な色の光に輝いていた。
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